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湿潤治療

先日パラダイムシフトの話を書きましたが、タイムリーに昨日東京新聞に湿潤治療の記事が出てました。


東京新聞
広がるやけど湿潤療法 痛みや後遺症 大幅に減少

記事の中に書かれている例は、現在の火傷治療の問題点の非常に典型的な例だと思います。

火傷を負う

普通の病院へ行き、痛い治療をされ皮膚移植が必要かもといわれる。


記事の中のお母さんは、あまりにも娘さんが痛がるので自分でインターネットを使って火傷について調べ、そこで初めて湿潤治療を知り、病院に湿潤治療をお願いするも断られたので違う病院で湿潤治療を受けたそうです。


このケースでは、お母さんがインターネットを使って調べたからこそ、湿潤治療によって無事に治すことが出来たのです。
そのまま何の疑問も持たず最初の病院に任せていたらしなくてもよい皮膚移植をされていたかもしれません。


お医者さんに何の疑問も持たず、従順な「良い患者さん」では悲惨な目に遭ってしまうのです。


東京新聞さん、とても素晴らしい記事でした。
医療現場で湿潤治療が標準治療とされるにはまだまだこの先長いと思います。
マスコミの皆さんはこういった事例を積極的に取り上げて、少しでも多くの人に湿潤治療を広めていただければと願います。


ちなみに昨日夏井先生のWEBで記事のことが書かれていたので、会社帰りに早速コンビニで新聞を買ったのですが、隅から隅まで紙面をくまなく探しても記事が見当たりませんでした。
おかしいなと思って新聞をよく見たら「東京中日スポーツ」だったのはナイショです。

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パラダイム・シフト

私は医療業界とは全く関係ない人間ですが、夏井先生のサイトや江部先生のブログを見たり、過去医療機関で私が実際に体験した事(癌とは全く違うことで)などを考えると、日本の医療を取り巻く環境に対して少なからず不満、不信を抱く事があります。

夏井先生はご存知のように湿潤療法や消毒の廃止を掲げて創傷治療の世界に一大革命を起こしております。
WEBサイトは2001年から運営されており、10年以上にわたり湿潤治療を実践され確実に実績が積み重ねておられます。
消毒の有害性に対しても、自らの身体を使った人体実験や思考実験、考察を重ね完璧な理論が完成されていると思います。

そして湿潤治療の正しさ、有効性が世の中に認識されてきた結果、湿潤治療を取り入れる病院が増えてきて、従来の治療よりも、痛くない、綺麗に治る治療を受けられる環境がジワジワと増えてきております。
これはひとえに夏井先生の多大なる努力の結果であることは間違いないと思います。

しかしながら、これだけ実績もあり理論も確立しているのに世の中において湿潤治療はまだまだ少数派であるというのが実状ではないでしょうか?

怪我をして病院に行くと消毒されるのがあたり前。ちょっとした怪我に一回くらい消毒されるのは実質的にはあまり問題はないかもしれませんが、一番影響があるのは火傷ではないでしょうか。
湿潤治療なら難なく治る火傷が、大きな病院に行ったばかりに創面を深くされ、しなくてもよい皮膚移植を半ば強制されてしまうというのが、一般的なのではないでしょうか?

日頃から夏井先生のサイトや医療関係の情報を積極的に見ている人は、万が一の場合は間違いなく湿潤治療を受けられる病院に行くと思いますが、日頃普通に生活して何も知らない人は普通に悲惨な治療を受けてしまいます。
何も知らず普通の病院に行くか湿潤治療を受けるかで患者としては明らかに大きな差が生じ、それはあくまでも患者の持っている知識で分かれるのです。

一般市民としてはどの病院に行っても湿潤治療が標準治療として受けられる事が理想であり、逆に、もう10年以上も実績があり患者にとってメリットが非常に大きな湿潤治療が何故標準治療にならないのでしょう?


恐らく、医療の世界に任せていては、湿潤治療が標準治療として定着するにはあと10年くらいは必要なのではないかと感じてしまいます。(それ以上かも?)
お医者さんにしてみれば、今までの治療を黙々と続けていれば何のリスクも追わずに仕事をこなしてお金がもらえるのです。
いくら、もっと良い治療法があると知っても、リスクを考えるとなかなか踏み切れないのだと思います。
さらに湿潤治療では医療報酬も下がってしまう。

普通のお医者さんが湿潤治療を行なうには「患者さんのため」という動機がよほど強くなければ、踏み切ることが出来ないのだと思います。

あるいは、所属する○○学会等から「湿潤治療をするべし」等の通達があれば別ですが、それはもっと非現実的かもしれません。

現在の医療の世界で湿潤治療が広まるには、お医者さん一人ひとりの良心に頼るしか無いのだと思います。



一方、医療の現場では毎日毎日患者さんが発生しています。

患者はその日その治療を受けるかどうかで人生が大きく変わるのです。
患者は医療の世界にパラダイムシフトが起きるのなんか待っていられないのです。


医療の世界に任せていては、この先何年も毎日毎日新たな被害者が発生してしまいます。
この現状を打破するのは、

医療の世界を監督する厚生労働省の役割なのではないでしょうか?

厚生労働省は「国民の健康と安全を守る」という事が重要な役割です。

今現在、大きなケガや火傷を負って一般的な病院に行くと、傷をより深くされてしまうという一種の「傷害行為」が行われているのです。
厚生労働省がこれを見て見ぬふりをしていてはダメでしょう?

国民の健康と安全を守るのなら、一刻も早く湿潤治療を標準化することが必要ではないでしょうか?
湿潤治療は患者のメリットだけでなく、医療費の削減にもつながり、国民全体のメリットにもなります。

そのスジの専門家が湿潤治療についてはまだエビデンスが無い云々等と反対するのなら、厚生労働省が旗を振って予算をつけて湿潤治療についての研究を推進すれば良いのです。



湿潤治療を例に書いてみましたが、これと全く同じ事が糖尿病に対する治療にも言えます。

従来の糖尿病治療は、糖尿病を治す治療ではなく、対処療法だけであるばかりか、医者の言う糖尿病によいとされる食事をしていてもほぼ確実に合併症を引き起こしてしまうのです。

糖質制限は、糖尿病に対して最善の方法だというのは、理論的にも実績からも明らかであると思います。

しかし、大部分の糖尿病患者は普通の病院で、一生薬漬け、注射漬けの治療しかしてもらえず、さらには自分で勉強して糖質制限を知ったとしても、それを全否定されてしまうような事例も多々あるようです。

これに対しても厚生労働省が糖質制限の有効性、安全性等の研究を強力に推し進めて欲しいのと同時に、現在研究中ですが、こういった治療法もあります等のアナウンスを積極的に行なうべきではないだろうか?思うのです。
自己責任で糖質制限をやろうと思っている患者さんに安心感を与える為にも。



厚生労働省に期待しても無理かな・・・と思わなくもないですが、一縷の望みをもって書いてみました。
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