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生玄米の効果

前回の記事で紹介させていただいたモリモト先生のコメントの中で、断食療法・生菜食療法に命をかけておられた甲田先生が
「癌は一筋縄ではいかない―玄米ご飯+菜食で克服は無理で 生菜食と断食を組み合せるしかない」と言っておられたとのことですが、やはり普通に炊いた玄米ご飯には抗癌作用は期待できないと考えておられていたのだと思います。

一方、それよりも癌に対する効果を期待できるものとして、玄米粉や水につけて柔らかくした生の玄米+生野菜を挙げておられます。

炊いた玄米と生の玄米では何が違うのでしょうか?
モリモト先生はブドウ糖として吸収されることはないので血糖値が上がらないと書かれております。

それは何故かと言いますと、一般的に、生のデンプンはβデンプンといわれ、人間の消化酵素では消化できないとされているからです。
消化出来ないなら、ブドウ糖として吸収されることはないので血糖値を上げることもなく、追加インスリンを分泌させることもなく身体に全く悪影響を与えません。
それどころか、吸収されなかったデンプンは大腸に送られ、大腸の腸内細菌の良いエサとなり、腸内細菌が分泌する短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸、プロピオン酸等)は腸管粘膜のエネルギー源として利用され、腸管上皮細胞の増殖促進、抗炎症、抗潰瘍作用があるとされる他、身体全体の免疫の活性化に大きく影響を与える可能性を示唆する多数の報告があります。
癌に対抗するべく免疫力を上げるには積極的に食べたほうが良い事になります。

夏井先生のサイトを見ている人ならどこかで見た話だな?と思うかもしれませんが、夏井先生に私のブログを紹介していただいた時、同じ日のすぐ上に書かれている内容は私が夏井先生に送ったものです(笑)
実は他にも「汗疱と塩分不足」とか「玄米おにぎりと眠気」とか「炭水化物の胃での消化吸収の仮説」とか何度か取り上げていただいてます。あー、あいつかーと思われる方もいるかもですが(笑)


話を戻して、夏井先生へのメールでも書いたのですが、はたして本当にβデンプンは消化されることは無いのか?というのが非常に大きなポイントになります。
少しでも消化されてしまうのなら避けるべきだし、消化されないのなら大きなメリットがあります。

一般的には加熱していないデンプンはβ状態となっていて、加熱されることでα化され人間が消化できるようになるとされています。
一度炊いたご飯でも、冷えて時間がたつとβ状態に戻るので冷えたご飯なら血糖値を上げないとする情報もあります。熱を加えていないデンプンなら消化されないのであれば、玄米にこだわる必要はなく、生米、生小麦粉、生そば粉ならなんでも良いと考えられますし、又糖質制限の考えではイモ類はデンプン質が多いので避けたほうが良いとされていますが、生ならばそのでんぷん質は消化吸収されない事となります。

実際は、ご飯の場合は冷えると消化しにくくなる、程度なのかもしれませんが、完全に熱が加わっていないものはどうなのだろう?と思っております。

ネットで情報を探しても、消化されませんという情報ばかりで、実際に食べてみて血糖値の変化などのデータが見つからないのです。

自分で血糖値を測って実験してみればいいのですが、今のところ糖質は可能な限り摂取したくない状態なので、実験できません。

この件に関して情報をお持ちの方は是非ともご教示いただければ幸いです。


この問題は、何気に非常に大きな可能性が潜んでます。
実は、ケトン体を上げるべく試行錯誤している時に、博多ラーメンを食べたことがあって、普通のラーメンは1日くらいケトン体が低くなるのですが、博多ラーメンを食べた時は翌朝にはすっかり高値に復活していたのです。
その時は脂が多いからなのか?などと思っていたのですが、今考えれば、私は硬い麺が好きなのでハリガネ(バリカタよりも固い茹で方、ちなみに粉落とし、湯気通しというさらに固い茹で方がありますがこれはほとんど茹でていないに等しい)で麺を作ってもらっていたので、その結果麺がα化していないのでほとんど消化されなかったという可能性もあります。

糖質制限をしている人でも、博多ラーメンの固茹でなら安心ということになります(笑)


ラーメンに限らず、様々な食材(β状態のデンプンとされている)で実際に血糖値が上がる、上がらないなどの検証が進むことを願っております。

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コメント

2度目のコメントです。

幾つかのブログでも拝見しており、多くの方々が貴殿の果敢なる試みに注目されており、私も、あなた様に敬意を表するとともに、これらの注目が圧迫にならぬことを願っております。

さて、釜井理論では、果糖も「糖質」ではないようで、当然、難消化性の多糖類も「糖質」ではないことになります。

既知でしょうが、反芻胃草食動物は、これらの多糖類および食物繊維(主にセルロース、これも多糖類)を腸内細菌の「消化」により短鎖脂肪に変換して主たるエネルギーにしている、という解説があります(ウィキ情報ですが)。

ヒトを含めた単胃動物では不可能、と考えられているようですが、単胃類ヒトでも案外と腸内細菌の働きは少なくなくて、難消化性多糖類(食物繊維を主とした)を短鎖脂肪酸に消化変換してくれている可能性もあるようです(これもウイキ情報)。

何を言いたいかというと、炭水化物でもオリゴ糖などを始め難消化性のデンプン(釜池理論では非「糖質」)が、腸内細菌の餌となって、彼らが短鎖脂肪酸を作ってくれる可能性もあるのでは、と考えた次第です。

「糖質」の本質的な定義、のブレが未だに明快ではないように感じており、ここは、釜池先生の本質思考が正解に近いのではないかと感じています。

(短鎖脂肪酸を増やすためには)タンパク質の制約が必要である場合についての考察もそのように思われます。

思いつきで発言しました。
甲田先生の臨床例など
>この件に関して情報をお持ちの方は是非ともご教示いただければ幸いです。

以下、甲田先生の臨床例です。

『健康養生法のコツがわかる本』2006
1食にナマ玄米粉を100g、生野菜500g(葉250g、根250g)、豆腐200g
これを昼・夜2回、塩1日10g・・・生菜食A

Q&Aで、
「軽い糖尿病です。生菜食Aを実行したら、血糖値がドンドン下がり、1ヶ月足らずで正常値になってしまいました。このような例は他にもありますか?」

 軽い糖尿病、たとえば空腹時の血糖値が140mg/dlで、食後二時間値が190mg/dlといった患者さんが生菜食療法Aを実行すると、血糖値がドンドン下がり、一ヶ月も経たぬ短期間で空腹時80~90mg/dl、食後二時間値が110~120mg/dlになってしまうという人は多いですよ。

と答えたあとに、α、β澱粉の説明が続きます(177-178頁)。



『甲田式健康道決定版』2007

「生の玄米を食べても小腸でブドウ糖ができませんから、食後に血糖値は上昇してきません(次のページの図1を参照)」として、

玄米(ナマ・ごはん)、白米ごはん、それぞれ100gを食べた時の血糖値変化のグラフが「食後の血糖値(一例)」として載せられています(81頁)。

白米・玄米ともご飯の場合、食後2時間で140mg近くまで上昇していますが、
ナマ玄米の時は100mgを超えることはないほぼフラットなものとなっています。
ブログ記事をよく読んでいませんでした
ブログ記事に書いておられることを読み取らぬままにコメントしていました。

ほぼ同じ事を書いてしまったようです。

失礼しました。
Re: 甲田先生の臨床例など
モリモト先生

コメントありがとうございます。
甲田先生の本の中に書かれていたのですね。

腸内細菌のエサとして玄米粉は一つの候補と考えて良いのかもしれませんね。

話は変わりますが、生玄米菜食の場合、仮に食物からのデンプン質→ブドウ糖がほぼゼロに近いとすると、低糖質、低タンパク質、低脂質な食事になります。
エネルギー源は蛋白質からの糖新生がメインなのでしょうか?
短期間であれば身体の脂肪を分解してケトン体も豊富に使われると思いますが、脂肪が減ってきて、さらに脂質の摂取が少ないと、次第にケトン体濃度は下がってくるような気がします。

生玄米菜食とケトン食の一番大きな違いはそこなのではないかと考えております。


Re: ブログ記事をよく読んでいませんでした
geturin様

そうでしたか、おっしゃっている意味がわからずコメントに困っておりました(笑)

今後共よろしくお願いいたします。

糖質量は予想以上に多い?
西勝造氏の考案された生菜食は、文字通り、葉野菜と根菜のみの非常に厳しいものです。

甲田先生はそれを試され・長期継続の過酷さを痛感された後、我々凡人がその効果をある程度享受しつつ、しかし実行しやすいように改良を加えました。

野菜に加え、生玄米と豆腐、塩、時にハチミツやリンゴ等を食べる方法です。

ただエネルギー制限もありますので、脂質は極めて低い、低タンパク質食です。

野菜類からの糖質量は、以前も記したように30-40g/日。



問題を複雑にするのが、厳格・かつ理想的な生菜食療法では、一日数百キロカロリー以下の低エネルギーにおいても体重が増えてくることを想定し(甲田カーブ)、それに応じて食事量を減らしていくことを前提としている点です。

体重増加に応じて、果物・玄米粉を減らしたりしながら、
・・・最終的には、葉野菜ジュースのみという「仙人」が十数人誕生したわけです。

仙人レベルになれば、糖質も極めて少ない釜池先生のいうtoshitsuゼロと言えます。
森美智代さんの場合、一日の摂取エネルギー17㌔cal、蛋白質1.3g、脂質0.2g、炭水化物4.4g(『「食べることやめました」』2008 129頁)で、尿中ケトン体「強陽性」。


けれどもその過渡を見ると様相は異なってきます。

森さんは、300㌔calで2年間過ごしていた段階で、体脂肪率20%。
奥田豊子「第14回国際栄養学会で受けた「生菜食」の反響」1989
『新栄養学研究Ⅰ』2001 45-62


また1994年に、「生菜食45日グループ実践」31人を対象に行われた研究があります。
対象は中高年女性で、うち10人は以前から生菜食実践者(継続期間は1,5ヶ月~6年、59±5歳)、残り21名は過去に何度か生菜食をしたことはあるものの通常の食事を摂っていた人です(52±2歳)。

一日に、葉野菜500g、根菜500g、玄米粉140g、塩10g(昼・夜に分ける)。

ただし対象によっては、「玄米や野菜の増減、および、果物を加えるなどの応用」を施したといいます。


継続群では、  ベース            実験最終週連続3日平均
摂取エネルギー:665±86㌔cal   639±106㌔cal
       体  重  :41.7±1.3kg    40.4±1.3kg
      体 脂 肪 率:16.7±1.7%    15.5±1.5%

      脂 肪 重 量:7.0±0.7 kg    6.2±0.6 kg
      除脂肪体重  :34.7±1.3 kg    34.1±1.2 kg

       脂 質   :7.5±2.4g     6.7±2.0g
      タンパク質  :24.1±3.2g     24.4±3.7g
       糖 質   :128±17g     123±20g

      ※奥田豊子他「中高年女性の体組織に及ぼす生菜食の影響」1994
      『新栄養学研究Ⅱ』464-473
      
      糖質が多いですが、生玄米粉を140g(糖質48g)とすると、釜池先生の言うtoshitsuは一日75g!。


 つまり月単位・年単位の生菜食実践でも、ある時期・かなりの期間、toshitsuを少なく
とも数十g/日摂っていることになります。

除脂肪体重(筋肉や骨、内臓の総量)にさほど変化がないわけですから、タンパク質の取
り崩しが行われ・エネルギーとされていることも考えられない。

 ●結論的には、------------------------------
西式甲田療法における生菜食は、かなりの時期、ケトン生成食と比べて糖質量が多いこ
とを指摘できるかと思われます。

エネルギー源は食事からの糖質、それが少なくなるとケトン体。

ケトン体濃度に注目して言うと、かなりの糖質量摂取のためケトン体濃度はさほど高くない時期があるが、身体が生食に適応するに応じてエネルギー量-とりわけ糖質量を減らすので、上手くいけばtoshitsuゼロのレベルに達する、ということでしょうか。
       --------------------------------
  
また免疫力の一指標であるインターフェロンαに注目していうと、生菜食実践者では、その値が3倍・4倍も高いと言います。
 インターフェロンαとケトン体との関係はさっぱりわかりません。

 甲田先生の著書と、1989年から2000年までの「新栄養学研究会」の記録を見ましたが、血液検査データでケトン体を測定していたのは一研究だけ(玄米菜食)だったのが、なんとも残念なことでした。
Re: 糖質量は予想以上に多い?
モリモト先生

詳しい情報をありがとうございます。

仙人レベルの方の代謝は謎すぎるのでとりあえず置いとくとして、

>一日に、葉野菜500g、根菜500g、玄米粉140g、塩10g(昼・夜に分ける)。

1日で野菜を1kgというのはすごいですね。

45日で脂肪と筋肉に変化が無かったという事はやはり糖質からのブドウ糖が主なエネルギー源だと考えるのが妥当かもしれないですね。

これだけ大量の野菜の中からわずかに含まれる糖質を摂取するのなら、意外と多い糖質量とはいえ、グルコーススパイクも起こらないでしょうし追加インスリンの分泌も低く抑える事が出来るので、普通にご飯を食べるよりははるかに身体に良さそうです。


生菜食の効果としては
・そこそこのケトン体濃度
・血糖値の安定化
・大量の野菜による大腸での腸内細菌の活性化とそれに伴う免疫力の向上

一方ケトン食の効果は
・高濃度ケトン体
・血糖値安定化

と考えられます。
基本的なケトン食の思想には腸内細菌を育てるという観点が無いので、なるべく野菜を食べたり、他に効果的に腸内細菌の良い餌となるものが無いか模索しております。
食物繊維あれこれ
 <腸内細菌の良い餌>が食物繊維のことであれば、サイリウムとかチアシードはいかがですか。

 サイリウムは栄養分なし、1Serving9g中水溶性食物繊維6g、不溶性1gで便秘に効果的です。私が糖質制限始めた頃によく利用しました。確かに効きますが、ちょっと匂いがあり、あまり使いたくありませんでしたが。
 
 おすすめはチアシードです。栄養価が高くスーパーフードとかいわれてます。こちらは1Serving15g中の糖質1g、蛋白質3g、Fiber5g、Fat5g。オメガ3と6の脂肪酸のバランスも理想的とのことです。

 これはこのままでも食べれますし、サラダにかけたり、マヨネーズに混ぜたりします。水を含んでゼリー状になります。

 私は無糖ヨーグルトに混ぜてしばらく置いてから食べています。

 先に難消化性デキストリンのお話がありましたが、生米ではなく、炊いたご飯の冷飯では難消化性デキストリンは20%増えるだけのようです。しかしこれをたった30g食べるだけでも翌日のお通じは抜群に良い感じです。ご飯の威力はすごいなあとは思います。

Re: 食物繊維あれこれ
ルバーブさん

情報ありがとうございます。


調べてみましたが、チアシードは良さそうですね。

試してみようかと思います。

スッキリ!
今日、この記事を見つけてとても嬉しくなりました^^

『p.281イネ科植物の種実を食料にしている動物はネズミと小鳥のみ、というのを読んでいて、植物に含まれる生デンプン(βデンプン)は、加熱された糊化デンプン(αデンプン)よりもアミラーゼの作用をはるかに受けにくい為、食物繊維に近いものではないか?とふと思いました。』
となぜ自分が思いついたのか良く分かりませんでしたが、2013/1/23のDr.夏井サイトでのアマローネさんの投稿は確かに見覚えがあります!

糖質制限を始めてからも以前も便秘で悩んだことはなかったので『炭水化物が人類を滅ぼす』を読み、アマローネさんのミヤリサン(酪酸菌)についての投稿を見るまでは、食物繊維は便秘でない人にとっては不要な栄養素と個人的に考えており、食物繊維関係の情報を見てもスルーしていましたが、1/23の投稿が頭の片隅に引っかかっていたようです。
---

今日、長芋をすりおろしてトロロ状にしたもの344g(糖質44g)に醤油をかけたものを一気に食べて血糖値変動を測る人体実験をしました。

実験前の空腹時血糖78mg/dLでピークは2時間後の86mg/dL、4時間後には77mg/dLに戻りました。通常食べるトロロの量の2倍以上なので、糖質制限OK食材としても良いと思います。(たかが一例ではありますが)

食物繊維は化学的には多糖類であることが多いようなので、βデンプンはやはり食物繊維に非常に近いものであり酪酸菌の餌になるのではと思います。

次は同糖質量の生サツマイモにチャレンジしてみます。(その次は馬鈴薯デンプンか)

p.s.
アマローネさんはミヤリサンの糖質量についてはどう思われますか?
実は今回の人体実験でも長芋と一緒に「ミヤリサン 錠 630錠」を6錠飲んじゃいました(笑)
Re: スッキリ!
OKB@クエン酸焼酎様


長芋の実験、ご報告ありがとうございます。

血糖値78→ピーク86ならば、糖質制限をしている人でも全く問題ない変動幅ですね。

長芋のネバネバ成分ムチンも食物繊維の一種で、腸管に作用して免疫力活性に効果があったり、腸内細菌叢を良好に保つのに寄与しそうで優れた食材だと思います。

ただ、血糖値が上がらなかったのは、ムチンあるいは別の何かの成分が作用してデンプンの消化や糖の吸収が阻害されたからという可能性も考えられなくはないので、生のデンプンは血糖値を上げにくいと結論するには慎重に考えたほうが良いかと思います。

別の生デンプン(生サツマイモ、生米等)での実験でそのあたりが明確になるかと思います。
実験をされましたら、結果をご教示いただけますと幸いでございます。


ただ、機序は別としても結果としては血糖値にほとんど影響を与えなかったということで、生の長芋は安心して食べて良い食材だということはハッキリと示されたので、非常に価値のある実験だったと思います。
ありがとうございました。


ミヤリサンの糖質ですが、確かにミヤリサンは添加物として砂糖が入ってますが、どの程度入っているかは書かれてません。
ミヤリサンは一錠およそ0.2g弱と思われます。一回6錠で約1g強。
仮にミヤリサンが砂糖100%と考えても、一回に1g程度の砂糖です。
実際は、せいぜいその10%、0.1g程度の糖質量だと思います。
なので、全く気にしなくて良いのではないでしょうか。
生サツマイモ
ミヤリサン糖質量の件、納得しました。ありがとうございます。
今回の実験においても全く気にしなくて良さそうですね。


さて生サツマイモですが、実験開始直後に非常に後悔しました(笑)
すりおろしたサツマイモ169g(糖質49g)を一口食べて、その甘さに実験中止しようかとも思いました。さすが甘藷と呼ばれるだけのことはあります。
そしてその繊維量の多さから飲み込むのが大変で、水でなんとか流し込みました。

結果は75→104(1時間後ピーク)と29mg/dLの血糖値上昇で、4時間後には戻りました。

実験後に調べてみたところ、生サツマイモには果糖、ブドウ糖、ショ糖が含まれているそうです。
http://www.jrt.gr.jp/yaki_imo/20-29.pdf

↓p.8によると、品種ごとに糖量が違い貯蔵によっても変化するとのこと。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/naro-se/50-003.pdf

ちなみに私は75gのブドウ糖を飲んだ場合、血糖値が80mg/dL程度上がる体質ですので、さつまいもの生デンプンも消化されにくいと言えなくもないような結果と思います。
今回は糖質量も組成比も不明で実験失敗なので、再実験するのであれば「甘藷デンプン」を使って定量的に確認したい所です。


「αデンプンに比べて消化は悪いが、全く消化出来ない訳ではない」というアマローネさんのコメントを読んで閃いたアミラーゼの仮説と合わせて、夏井先生にメールしてみようと思います。


p.s.
土日の実験でしたが、お腹は壊しておりません。
Re: 生サツマイモ
OKB様

生サツマイモの実験ご教示いただきありがとうございます。

夏井先生のサイトも拝見しました。
先生のサイトでたまに話題になる「人間が何故アミラーゼを分泌するか」という謎に対して腸内細菌のためという説ですね。
非常に面白いと思いました。


サツマイモの実験ですが、サツマイモ自体にブドウ糖、ショ糖が含まれているのですね。
で、実際どのくらいの糖質量なのだろうか?と疑問に思ったのでご紹介頂いたサイトの情報からその量を推算してみました。

「サツマイモの栄養機能成分と焼き芋の美味しい焼き方理論」
では、生芋のブドウ糖は0.7%、ショ糖が3.1%となっています。
これをOKBさんの実験で摂取したサツマイモ量169gで考えるとブドウ糖1.2gショ糖5.2g、計6.4gとなります。(果糖は血糖に影響しないと考え省略)

又、もう一つの資料「サツマイモ新品種 ときまさりの育成」では4種のイモの貯蔵前と貯蔵後のブドウ糖、ショ糖量が出てますが、このうち最も合計糖分が多いのは、貯蔵前の「ときまさり」で、ブドウ糖が13.26mg/gDW、ショ糖が83.12mg/gDWとなっております。
DW=ドライウエイト=乾燥したサツマイモ1gあたりの量なので、水分を考慮する必要があります。
「ときまさり」の水分量がわからないのでこれは最初の資料の生芋の水分、66%を使用しました。
で、計算してみると実験に用いた重量169gの水分を抜くと57.5g。
それに対してブドウ糖とショ糖をそれぞれ計算すると、ブドウ糖0.76g、ショ糖4.78g、計5.54g


最初の資料の情報では6.4g、ときまさりでは、5.5g。
だいたい似たような値です。
OKBさんが実験に使ったサツマイモがとびきり甘かったとして、多めに見積もってもせいぜい7~8g程度なのではないでしょうか。


OKBさんは29mg/dLの血糖上昇だったという事ですが、7~8gのブドウ糖とショ糖摂取で、、、う~ん、微妙なところですね(笑)

人によってはそれぐらいの糖質量で反応するかもしれないし、ほとんど変わらない人もいるかもしれません。

ただし、糖質(デンプン)量として49g摂取したにもかかわらず29mg/dLの上昇というのは、少ない印象を受けますので、やはりβデンプンは消化しにくい事は確かかと思います。


ちなみに、山芋の実験ですが、それに関連して、この様な資料がありました。
http://www.kuhs.ac.jp/kenkyuu/2013082800015/
普通にご飯を食べるよりも山かけにしたほうが血糖値が上がらないとする実験結果です。
これはこれで、ご飯+マグロだとご飯だけより血糖値が上がるのに、山かけご飯にマグロを足すと逆に血糖値が下がったりと、とても不思議な結果ですが(笑)

山芋の場合は、ムチンがデンプンの消化を阻害する作用が強いのかもしれませんし、イモ類も同じように繊維質が多いのでデンプンの消化を阻害する作用が多少あるかもしれません。


βデンプンは消化出来るのか出来ないのか、という疑問を検証する為には、生白米、生小麦粉のような、なるべく純粋なデンプン質食材で実験した方が良いのではないでしょうか。


> p.s.
> 土日の実験でしたが、お腹は壊しておりません。

ミヤリサンのおかげでしょうか(笑)
さつまいも生デンプン
> 夏井先生のサイトも拝見しました。
> 先生のサイトでたまに話題になる「人間が何故アミラーゼを分泌するか」という謎に対して腸内細菌のためという説ですね。
> 非常に面白いと思いました。

ありがとうございます。
当たらずといえども遠からずな仮説と思いますが、今日の人体実験で少し考えが変わりました。
生デンプンは急激な血糖値上昇は起こさないけれども、ゆっくりと動物自身のエネルギーにも共生する腸内細菌のためにもなると思います。


> これをOKBさんの実験で摂取したサツマイモ量169gで考えるとブドウ糖1.2gショ糖5.2g、計6.4gとなります。(果糖は血糖に影響しないと考え省略)

確かに29mg/dLの血糖上昇にしては微妙な糖量ですね。ブドウ糖と果糖が結合したのがショ糖なので、更に血糖への影響は小さいように思います。
α-アミラーゼがデンプンをランダムに切ってできた多糖を片っ端からサツマイモ自身に含まれるβ-アミラーゼが麦芽糖に変えるような相乗効果で増えたのかもしれません。



> これはこれで、ご飯+マグロだとご飯だけより血糖値が上がるのに、山かけご飯にマグロを足すと逆に血糖値が下がったりと、とても不思議な結果ですが(笑)
>
> 山芋の場合は、ムチンがデンプンの消化を阻害する作用が強いのかもしれませんし、イモ類も同じように繊維質が多いのでデンプンの消化を阻害する作用が多少あるかもしれません。


確かにとても不思議な結果ですね(笑) ずけの調味料のせいかとも一瞬思いましたが矛盾してます。ご飯+マグロ+山芋が最も低いという結果ありきの実験だったのでしょうか。

サツマイモ生デンプンのデータがないのが非常に残念ですが、ヤマノイモ生デンプンはパンクレアチン(膵液に含まれる酵素の混合物)による生成麦芽糖量が少ないという研究を見つけました。
http://ci.nii.ac.jp/els/110000953594.pdf?id=ART0001122221&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1385480634&cp=
α-アミラーゼはヤマノイモ生デンプンには作用しにくいのかもしれません。



> βデンプンは消化出来るのか出来ないのか、という疑問を検証する為には、生白米、生小麦粉のような、なるべく純粋なデンプン質食材で実験した方が良いのではないでしょうか。

22時半頃に、甘藷でんぷん100%のわらび餅粉50g(食品標準成分表の水分量に従えば糖質41g)を水にといて飲んで測ってみました。

空腹時 77mg/dL
30分後 86
60分後 79
75分後 84
90分後 89
120分後 87
150分後 90

41gの割にはピークは小さいですが、上がったり下がったりといつまで続くのでしょうか。明日も仕事なのでもうそろそろ寝ます。(笑)
先週末の実験も血糖値が戻った後に再度上昇していた可能性があります。

先ほどの研究を見ても、うるち米や小麦の生デンプンはゆっくりと麦芽糖に変わりやすいようなので、ケトン爆上げの為には生玄米は避けた方が良いのは間違いないと思います。



> ミヤリサンのおかげでしょうか(笑)

ミヤリサンは最初は便が緩めになりましたが、すぐに良い感じになり今は家族で飲んでいます。
ブドウなどの果物の表面に酵母がついているのと同じイメージで、外でムカゴを見つけたら摘み取ってそのまま生で食べたりも最近していますがこちらは効果不明です。(笑)
Re: さつまいも生デンプン
OKB様

甘藷でんぷんでの実験ありがとうございました。
これならほとんどβデンプン質で他の影響を受けにくいですね。

ご提示いただいた「生デンプンの消化に関する研究」
http://ci.nii.ac.jp/els/110000953594.pdf?id=ART0001122221&type=pdf&lang=en&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1385540455&cp=

この内容は大変興味深いですね!
1.デンプンの種類によって消化率に非常に差があること。
2.米や大麦の生デンプンは時間をかければ80%以上消化されてしまうこと。

特に2は重要だと思いました。

通常、食後血糖値は2時間程度しか測定しませんよね。
米の生でんぷんは2時間では30%程度の消化率となってますので、通常の血糖測定では生米ならば血糖値を上げないと判断されてしまう可能性があります。
しかし4時間で55%、8時間で80%以上消化されています。
いろいろな説がありますが一般的に小腸での食物の滞留時間は7~9時間とされているようですので、それだけの時間があれば生米のデンプンはほとんど消化されてしまうという事になります。
確かに、グルコーススパイクは起こりにくいかもしれませんが、だらだらと追加インスリンが出続ける事が考えられるので、糖質を控えたい人にはやはり生米はNGと考えざるを得ないです。


OKBさんの実験した甘藷でんぷんの特性がじゃがいもに近いとしたら、150分以降、だらだらと90以上が続いていたかもしれませんね(汗)
この資料を見ながら実験結果を見ますと数値の動きがとても納得できます。


大変参考となる実験結果と情報をありがとうございました。



>ブドウなどの果物の表面に酵母がついているのと同じイメージで、外でムカゴを見つけたら摘み取ってそのまま生で食べたりも最近していますがこちらは効果不明です。(笑)


私も、セルロースを効率的に分解できる菌がお腹に増えないかな~と思って、散歩しながら田んぼに放置されている稲わらや雑草をしゃぶったりしてます。同じことしてますね(笑)
あえて共生微生物説に拘ると
> 1.デンプンの種類によって消化率に非常に差があること。
> 2.米や大麦の生デンプンは時間をかければ80%以上消化されてしまうこと。
> 特に2は重要だと思いました。

動物自身と共生微生物のどちらが主に吸収するかはともかく、生デンプンは動物のα-アミラーゼによって時間をかけて消化されることは確実ですね。
ヤマノイモはジャガイモより、デンプンの分解率は高いのに麦芽糖生成量が少ないのは共生微生物向けと思います。
α-アミラーゼを含むパンクレアチンだけでなく、そこに腸内細菌を加えて同じような実験をすれば麦芽糖はあまり増えないような気がします。


> いろいろな説がありますが一般的に小腸での食物の滞留時間は7~9時間とされているようですので、それだけの時間があれば生米のデンプンはほとんど消化されてしまうという事になります。
> 確かに、グルコーススパイクは起こりにくいかもしれませんが、だらだらと追加インスリンが出続ける事が考えられるので、糖質を控えたい人にはやはり生米はNGと考えざるを得ないです。

昨夜、就寝前に3時間値もはかりました。

空腹時 77mg/dL
30分後 86  +9
60分後 79  -7
75分後 84  +5
90分後 89  +5
120分後 87  -2
150分後 90  +3
180分後 86  -4


モリモト先生のコメントを読み返した所「ナマ玄米の時は100mgを超えることはないほぼフラットなものとなっています。」とあったので、昨夜の実験も「max.90mgのほぼフラットなもの」ともいえそうです。
ちなみに1年前の私は、同じ測定器で測って朝の空腹時95~100でした。(糖質制限を始めて8ヶ月の頃)


α-アミラーゼはデンプンのα-1,4-結合を不規則に切断しますが、生成される最小の麦芽糖も三糖以上の多糖も水溶性で、共生微生物が利用できるものです。
一方、ヒトはα-アミラーゼで生成される最小の麦芽糖すら吸収はできず、小腸上皮細胞に膜酵素として発現しているα-グルコシダーゼでブドウ糖に分解した上でようやく吸収できます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%91-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BC

Wikipediaには『膜酵素であるのは、吸収直前に単糖に分解することで腸内細菌などに栄養を奪われにくくする為である』とありますが、いくら小腸の表面積が広いとはいえ、共生微生物が多糖を利用できる以上、
『生デンプンのアミラーゼによる分解生成物の多くは、膜酵素でブドウ糖に分解される前に共生微生物に利用されるのではないか。』
という屁理屈のような仮説を思いつきました(笑)

糊化デンプンについては、アミラーゼによる麦芽糖生成が早くて量も多いので共生微生物が処理しきれずに食後高血糖になるといったところでしょうか。


>私も、セルロースを効率的に分解できる菌がお腹に増えないかな~と思って、散歩しながら田んぼに放置されている稲わらや雑草をしゃぶったりしてます。同じことしてますね(笑)

刈り取ったばかりの稲穂をまるごとすぐに低温で微粉末にしたものが理想的かもしれません(笑)
Re: あえて共生微生物説に拘ると
OKB様

先週後半からめちゃくちゃ忙しくなってしまい、お返事遅くなりました。


Wikipediaの『膜酵素であるのは、吸収直前に単糖に分解することで腸内細菌などに栄養を奪われにくくする為である』

ですが、これはちょっと疑問に思うところがあります。

一般的には、小腸では胆汁酸の殺菌作用で、腸内細菌の数は大腸に比べて遥かに少ないとされています。

Wikipediaでもそのような記述があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%B8%E5%86%85%E7%B4%B0%E8%8F%8C


小腸上部: 内容物1gあたり約1万(104)個。Lactobacillus属、Streptococcus属、Veionella属、酵母など。好気性、通性嫌気性のものも多い。
小腸下部: 1gあたり10万-1,000万(105-107)個。小腸上部の細菌に大腸由来の偏性嫌気性菌が混在。
大腸: 1gあたり100億-1,000億(1010-1011)個。ほとんどがBacteroides、Eubacterium、Bifidobacterium、Clostridiumなどの偏性嫌気性菌。小腸上部由来の菌は105-107個程度。

大腸に比べると、小腸上部に存在している菌は100万~1,000万分の1しかいないようです。
小腸下部では1万~100万分の1というところでしょうか。

一つの菌がどれくらいの糖を処理出来るかはわからないですが、人間の栄養を横取りしてしまう程の存在ではないような気がします(ここはあくまでも私の主観ですが(笑)

なので、
『生デンプンのアミラーゼによる分解生成物の多くは、膜酵素でブドウ糖に分解される前に共生微生物に利用されるのではないか。』
という説は、慎重に考えた方が良いと思うのですが。



No title
>『生デンプンのアミラーゼによる分解生成物の多くは、膜酵素でブドウ糖に分解される前に共生微生物に利用されるのではないか。』
という説は、慎重に考えた方が良いと思うのですが。

胆汁酸の影響と細菌数を考えると確かにちょっと無理がありますね。
他に面白い仮説も浮かばなかったので夏井先生への人体実験報告メールもしてませんでしたが、仮説控えめで先程メールを送りました。



人間の体温程度で2時間においては、ナガイモに含まれるアミラーゼによる生デンプン分解はなく、パンクレアチンによる芋の生デンプン消化率は糊化デンプンの5%という報告がありました。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=6&cad=rja&ved=0CFAQFjAF&url=https%3A%2F%2Fosaka-aoyama.repo.nii.ac.jp%2Findex.php%3Faction%3Dpages_view_main%26active_action%3Drepository_action_common_download%26item_id%3D21%26item_no%3D1%26attribute_id%3D22%26file_no%3D1%26page_id%3D13%26block_id%3D17&ei=fpadUtOTCIntlAXm64C4DA&usg=AFQjCNGpugx4BxZ4t9SVZzXNLhg6UGE7ZA&bvm=bv.57155469,d.dGI


米や麦の生デンプンが芋よりも消化されやすいという実験結果が既にあると分かった上で玄米で人体実験してもあまり面白くなさそうです。
博多ラーメンのハリガネでどの程度、血糖値が上がるのか確認するのは面白そうですが、まずは地元でハリガネ麺を出す店があるのか探すところからです。

アマローネさんの方で、他に何か面白い結果がでそうな生デンプンがあればリクエストしてもらえると嬉しいです。

p.s.
職場の原料倉庫に良さそうなブツがありました。もし余ったら試したいところです。(笑)
http://www.npchem.co.jp/product/kcflock/kcflock_02.html

やはり生玄米か!
http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1205-06:00-10

RS1 デンプンが原形を保った植物細胞で取り囲まれているため、物理的にアミラーゼが接触しにくい
RS2 生デンプン粒の結晶構造のため、アミラーゼが作用しにくい

夏井先生にもメールしましたが、RS2ではなくRS1としてみると、やはり生玄米が期待できそうなので近々実験してみます。
RS2としては弱いので、玄米粉ではなく水につけた生玄米を適当に噛んで飲む方が良い気がします。

気になる効果
・レジスタントスターチの腸内細菌による発酵で酪酸が特に多く作られる(ミヤリサンに合いそうです)
・食後の血糖&インスリン上昇の緩和効果が、次の食事や翌日にまで持続する(second meal effect、second day effect)

Re: やはり生玄米か!
OKB様

コメントありがとうございました。

夏井先生のサイトへの投稿も拝見し、12月04日に頂いたコメントにお返事しようとしていたところでした(笑)

4日のコメントで、生玄米については実験却下と考えられていたようなので、残念に思っておりました。
実は、生玄米については私も非常に興味があったのです(笑)


「生デンプンの消化に関する研究」結果から考えると、生玄米は、OKB様が実験した長芋、サツマイモ、甘藷でんぷんの血糖値推移よりも高めになるのではないか?という推測が成り立ちます。
しかしそれはあくまでも推測でしかなく、それを実験して確認する事も大いに価値があると思っています。
ラボ試験結果を元に実際の条件で試験すると予想に反する結果が出ることは結構経験します。

又、デンプンの種類による消化率の違いはあくまでも純粋なデンプンを用いた試験であることや、パンクレアチンという豚由来の消化酵素を用いている点、あるいは生玄米だと物理的にデンプンに接しにくい(RS1)事の影響も考えられます。

なので、生玄米摂取による血糖値の変化も実験して欲しかったな~と思っておりました(笑)


もし血糖値にあまり変化がないのならば、OKB様が夏井先生へのメールに書かれていたように、糖質制限をしていても生玄米ならば食べても大丈夫だという事になり、米の活躍機会が増える事にもなりますし。


実験結果楽しみにお待ちしております。
よろしくお願い致します。
生玄米実験 速報
>4日のコメントで、生玄米については実験却下と考えられていたようなので、残念に思っておりました。
>実は、生玄米については私も非常に興味があったのです(笑)

RS1のことは念頭になかったので、イモよりも米の生デンプンが消化されやすいという結果を知った時点で、実験するまでもないと確かに思っていました(笑)

↓のPDFの32ページ目、表10を見るとセルロースよりもデンプンの方が酪酸菌にとって利用しやすいと考えられます。
http://www.ilsi.org/Europe/Documents/C2006Diet_FibJap.pdf


>もし血糖値にあまり変化がないのならば、OKB様が夏井先生へのメールに書かれていたように、糖質制限をしていても生玄米ならば食べても大丈夫だという事になり、米の活躍機会が増える事にもなりますし。

「オリゴ糖よりも食物繊維よりも生玄米がプレバイオティクスとして優秀である」という方が「米は毒」と言っているだけよりも、米信仰&米依存の日本人に受け入れられやすいはずです。


本題ですが、生玄米40gを3時間水につけたものを1口50回程度噛んで食べてみました。

0分後 81mg/dL
30分後 78
60分後 91
95分後 87
90分後 88
120分後 88
150分後 83
180分後 78
210分後 79
240分後 81

1~2時間後に少し上昇していますが3時間後以降はすっきり戻っているようなので、生玄米の殆どはプレバイオティクスとして腸内細菌に利用されて酪酸に変わるのか、もしくは未消化でそのまま便に出てくるのでしょう。
明日、下痢にならないことを祈ります(笑)


アマローネさんはおからパウダーを朝昼晩20gずつ飲んでおられるそうですが、生玄米も20g×3食であれば、血糖値を殆ど上げず酪酸菌の餌になるのではないでしょうか。(ケトン体への影響次第と思いますが)


Re: 生玄米実験 速報
OKB様

早速の実験結果をお知らせいただきありがとうございます。

やはり、RS1が効いてるのか、血糖値変動は、かなり少なく抑えられてますね。

大変有意義な実験結果であると思います。


今回の結果を今までの実験や資料から考えますと、

1.生玄米の場合ほとんど消化されないで大腸へ送られ腸内細菌の餌となる。
2.消化されるが、非常に消化速度が遅いので、血糖値を上げにくい。

二通りの解釈が出来ると思います。

私にとっては、1が望ましいですが、2でもメリットがあります。

実は、便の状態やお腹のゴロゴロ感(腹を壊すまではいかないが)から考えると、あまり大量に脂質を摂ると腸内細菌の為にはあまり良くない気がしておりました。
なので最近はココナッツオイルやオリーブオイルの摂取は控えめにしております。
そうすると体重を維持するにはタンパク質の量を増やさざるをえず、そうするとケトン体濃度は下がってしまいます。

つまり、腸内細菌を健全に育てるには脂質を減らす必要があり、体重維持の為にはタンパクを増やす必要がある。
その結果ケトン体は下がる。
このジレンマを解消する一つの方法として、糖新生で使われるタンパク質を節約する意味で、血糖値を上げない程度の少量のブドウ糖が血中に供給され続ける状況が望ましいのでは?と考えられます。

生玄米が極めてゆっくり消化されるのならば、まさしくこの理屈で体重維持のために役立つ事となります。

追加インスリンが長時間だらだら分泌されないか若干の不安を感じるところもありますが、OKB様の血糖変動から考えると、その心配は無さそうな気もします。


なので、実際は1の効果も2の効果も半々程度あると良いなと思っている次第です(笑)



という事で、早速お昼に生玄米をポリポリ食べてみました。
水に浸してなくとも、とりあえず食べれました(笑)
この噛み具合で、消化されるか腸内細菌の餌となるかの比率も変化するのではないかと思います。

おからパウダー自体は、それはそれで調べてみると様々な効果が期待できそうなので摂取は続け、さらに生玄米を併用して、ケトン体量や体重に与える影響を確認してみたいと思います。


大変役立つ実験ありがとうございました。
No title
>やはり、RS1が効いてるのか、血糖値変動は、かなり少なく抑えられてますね。
>大変有意義な実験結果であると思います。

ありがとうございます。実験した甲斐がありました。
米の場合、デンプンが胚乳細胞壁に囲まれた構造によりRS1なので、生白米も生玄米も血糖値変動の差は殆どないと思います。
http://www.nrib.go.jp/kou/pdf/42ke04.pdf


>1.生玄米の場合ほとんど消化されないで大腸へ送られ腸内細菌の餌となる。
>2.消化されるが、非常に消化速度が遅いので、血糖値を上げにくい。
>二通りの解釈が出来ると思います。

私も1と2半々あると思いますが、腸内に酪酸菌を持っている人やミヤリサンを飲んでいる人に限ります(笑)

難消化性デンプンも普通のデンプンも酪酸を生み出す代表的な食材であるのは間違いなさそうです。
www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=6&ved=0CEgQFjAF&url=http%3A%2F%2Fsangyo.jp%2Ffoodhealth%2Farticle%2Flabo20090826.html&ei=jSChUueNFIm1kgXVo4DoBw&usg=AFQjCNEEVXKn7NqmXfPWY9f7a7iKm15-Kw&bvm=bv.57155469,d.dGI&cad=rja

昨夜から特にお腹の不調も違和感もなかったので、なるべく多くのデンプンが腸内細菌に届くように、次からは殆ど噛まずに生米20gずつ朝晩に飲み続けてみようと思います。(余った玄米が勿体無いこともあります)


>追加インスリンが長時間だらだら分泌されないか若干の不安を感じるところもありますが、OKB様の血糖変動から考えると、その心配は無さそうな気もします。

ケトン体濃度が下がり続けなければ、追加インスリンというよりも基礎分泌の範囲と言えるのではないでしょうか。


>水に浸してなくとも、とりあえず食べれました(笑)
>この噛み具合で、消化されるか腸内細菌の餌となるかの比率も変化するのではないかと思います。

正直、3時間水に浸してもあまり食べやすくならなかったので、私もアマローネさんにならって水に浸すのはやめようと思います。
トロロにまぜると飲み込みやすそうではありますが面倒ですね(笑)
腸内細菌のバランスも変わるでしょうから、ある程度食べ続けることでベストな状態に落ち着くのではないかと期待しています。



>おからパウダー自体は、それはそれで調べてみると様々な効果が期待できそうなので摂取は続け、さらに生玄米を併用して、ケトン体量や体重に与える影響を確認してみたいと思います。

特にケトン体への影響に興味があるので、ぜひお願い致します。
糖質制限/ゼロへのプラスαとしてのレジスタントスターチはとても面白いですね!



p.s.
大腸の酪酸濃度を高める効果がある酪酸化デンプンというものがあるそうです。
http://www.riken.jp/pr/press/2013/20131114_1/
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20131114/


糖尿病に罹患すると酪酸菌が激減するそうです。
https://www.facebook.com/permalink.php?id=142126302636849&story_fbid=209480475901431


難消化性デンプンで、呼吸商が脂質寄りになるそうです。
www.kenbi-navi.jp/column/editors/post_7.shtml
意外に簡単
夕食後に生玄米20gを水と一緒に全く噛まずに飲み込みましたが、意外と飲み込みやすかったので毎日続けられそうです。

血糖値をなるべく上げない為には全く噛まないのがベストで、例え原形で便に現れたとしても発酵基質として腸内細菌に利用された残りであるのは間違いないと考えられます。(そもそも食物繊維自体、人間が消化吸収した残りを腸内細菌が利用した余りとして便に出てくるものですし)

生米を噛まずに飲み込み、便に現れるようでしたら、ミヤリサンの錠数を増やして調整するのも良いように思います。




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